みよ通信

●ゅ●通信じゃないです。

DROPOUT!?とSaint Snow -Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~ 4

こんにちは。

卒論も院試勉強も進捗ゼロです。

卒論なんですが、

僕が今まで書いた記事全部コピペすれば字数届くんじゃない? と思い始めてきました。

それでは、卒論の字数を稼ぐために今回はDROPOUT!? についての記事を書きたいと思います。

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実は2回目。というかブログで初めて書いた記事がSaint SnowとDROPOUT!?の記事でした。
初めてにしては、ブログらしい記事を書けたんじゃないかなと今になってぼんやり思ったりもしてます。今回はこの過去記事を踏まえて書く部分もあるので目を通していただけると幸いです。

hayallou.hatenablog.com


今回は、3rdライブが終わってからの記事という事で、内容も3rdについてのものとなります。

それでは。

福岡公演

さて、僕の初めての記事で、こう言いました。

DROPOUT!?は3rdでは披露されません!
と。

実際、埼玉公演が終わってからのオタク飲み会で、DROPOUT!?披露されないのは信頼だな〜 とか言ってた気がします。
僕も心の底から、DROPOUT!?が披露されない事を肯定的に捉えていました。

さて、福岡公演。


披露されたやん!

うおおおおおおおおおおおおおおおお
なんだこれ、、、、、、、

となってました。
メインステージに戻ったSaint SnowのMCから、DROPOUT!?を歌う感じの事を読み取った時は、困惑してました。え?え?ほんまに、、?
と。

さて。
それでは今回は以下の2点に絞ってカキカキしていこうと思います。結構主観と感想が多くてまあ自分でもうんざりする内容ですが、対戦よろしくお願いします。

  1. なぜ披露されたか?
  2. 感想

なぜ披露されたか?

はい。それでは披露された理由から攻めていきましょう。

とはいえど、"考察"するまでもないですね。
Saint SnowのMCが全てだとは思います。

今回のDROPOUT!?は過去記事で述べた事と重なる部分があると思います。
つまり、時間的に後というのがポイントです。
DROPOUT!?は、アニメでは"歌えない"曲、もっと攻めると、"歌ってはいけない"曲ともいえます。それは"時期"の問題なわけです。

過去記事をもう見てくれって感じですが、
歌詞からもSaint Snowの現状と起こり得る未来があの曲だという考えがあります。あの時点での失敗は半ば必然とも考えられます。その失敗を象徴する曲がDROPOUT!?だったわけで。

しかし、Awaken the powerの後に披露されたという事がまだ救いかな〜と。時間的後というのはこういう意味です。

つまり、福岡公演で披露されたDROPOUT!?はアニメ8話のそれ、の意味を含蓄していません。
当たり前ですね。披露された順番が違うので。

あの"時期"、つまり、Awaken the powerが歌えた後のDROPOUT!?ならば、作品上の意味を超えてSaint Snowの楽曲という純粋な意味が表れてきます。"歌えない"曲にはならない。ただ、ラブライブ!決勝に進むため(のはずだった)曲という意味合いのみを持ちます。

しかし、当然ながら、"アニメにない展開"故に賛否両論はあるかなとは思います。僕は割と疑問を持ってましたし今でも持ってます。

とはいえ、救いの手を差し伸べるならこうでしょう。
アニメでのDROPOUT!?は歌えなかった訳ですが、
それを解消するのはアニメのライブの3rdでしかあり得なかった、という事です。

本来の、アニメ曲としてのDROPOUT!?の意味を踏まえられる公演は、もうほとんどないでしょう。例えば、函館のDROPOUT!?はもう過去記事を見てくれとの事ですが、アニメとはそもそも別の次元で披露されたものだと思います。アニメとは全くコンテキストが違います。故に歌えたわけですが。

感想

はい、今回はこちらに力を入れようかなと思います。

ひとつ質問なんですが、

函館 と 福岡 のDROPOUT!?

同じ印象を受けましたか?


人によって答えは違うと思います。
僕は、NO と答えると思います。その理由が今回の感想です。

福岡で披露されたDROPOUT!?は、アニメ準拠ではないものの、アニメを踏まえた上で披露された事は、曲の繋がりからして分かっていただけると思います。そもそも3rdはアニメの流れを踏襲していたので。

それに対して、

函館で披露されたDROPOUT!?は、過去記事を見てくれとn回言うんですが、アニメの流れとは異なっています。

つまり、
アニメ vs 非アニメ の世界線です。
まあ同じとは言えないですね。

それ+ 印象が大きく異なるものでした。
一言で言うならば、"気迫" です。

予め言っておきますが、僕の主観です。
そもそも、函館が初めての披露、しかも1曲目、疲れや練習効果などなど、比較するのはナンセンスなんですが、それでも。

気迫のお話に戻ると、

福岡公演のDROPOUT!? 気迫がヤバくなかったですか? というお話です。

函館の印象としては、DROPOUT!?の曲の意味(
後に言及)を踏まえつつ、1曲目ということもあって、"盛り上げる"に重きが置かれ、結果的にそうなった感じがします。僕もバチバチに上がりました。

福岡の印象としては、DROPOUT!?がアニメで失敗し、Awaken the powerを歌うという時間的な"後"において歌われる故に、DROPOUT!?の曲の意味がこれ以上にないほど精錬されたものになっており、"ラブライブ!で歌っている"という様に感じられました。

DROPOUT!?の意味

ここでDROPOUT!?の意味について言及しましょう。そもそも、Saint Snowの曲の歌詞のポイントは何か?それは、

自分の中の自分と戦う*1

という事です。SELF CONTROL!!とかまさにそうです。例えば、

夢は夢でも 簡単に届かない
特別なもの 目指そうじゃないか
そのためだから泣いたりしない
敵は誰? 敵は弱い自分の影さ

など。ストイックな態度が特徴です。

また、これはAqoursの歌詞との違いにもなるのですが、歌詞と歌い手の関係性も特徴的です。
Saint Snowの歌詞は、自己に対して訴えかけるようなものが極めて強いです。ステージで歌う時にすら成り立ちます。観客に向けて歌っているつもりでも、歌詞故に、自己へ対して歌っている、そんな印象を受けます。
これも具体例を挙げましょう。

それでもGo to the world 止められない
出口のない夢の先を
探そうGo to the world 孤独がただ
今を歪めるなら 誰を呼びたいの?

これは、挿入歌が披露されたその話を軸に構成されている、つまり、歌詞が自らを説明するというニュアンスの強い(仕方ないところはありますが)Aqoursの楽曲とは少し違います。勿論、自己への訴えという意味の曲がないとは言いませんが、少なくとも自らへの厳しい目をより強く向けているのはSaint Snowであり、作中でもAqoursと対比的に描かれていましたよね(1期7-8話)


つまり、ここでのDROPOUT!?の意味とは、
歌えない、という意味合いというよりは、

自己への言及、歌詞が自らの内側に向いている

というSaint Snowの曲の共通項をこの上なく宿してる、という意味です。自己紹介みたいに捉えても良いかもしれません。

2期で披露された曲は特に、Saint Snowの"脆さ"が表れているものでしたが、故に美しいのかもしれません。魅力的ですね。


それを踏まえた上で、福岡公演のDROPOUT!?を思い返してみましょう。気迫がヤバい、の理由がまさにそれです。

自己へ向けられた曲というDROPOUT!?本来の意味が発揮されまくってました。
その要因が以下の通りです。

表情

です。

函館と比べて、福岡のDROPOUT!?は良い意味でユルさが全くなかったと思います。

まさに、"真剣"そのもの。笑顔も歌詞を歌い終えるまで、良い意味でほとんどなく。
曲の意味も踏まえて、"苦しそう"とすら思いました。魂の叫びかのような。そういった脆さを示す姿が非常に美しいと感じとられました。
それはそう。自己へ向けられた曲なので。本人たちの汗や涙も踏まえて、DROPOUT!?でこれ以上ないほどに高まってたと思います。

その姿はまさに、ラブライブ!で歌っているSaint Snowのようでした。

だからなのか分からないんですが、

僕、DROPOUT!?で泣いてしまったんですよね。。

あまりにも圧倒されてしまい、気づいたら涙が流れてました。理由は上述した通りだとは思いますが、本当にそうかすら分かりませんでした。圧倒的な感動、、

振り付け

さて、
次は振り付けです。

函館と福岡、振り付け同じやろ!wと思ったんですが、2日目で違うかも?と思って。

つかんだはずの光は 本物じゃなかった

空の色が見えないのに
輝きを感じてる!


前者は1番、後者は2番の歌詞です。
どう違ってたかというと、函館に振り付けが追加されたという感じです。

1番の方では、つかんだはずの光、で上方向へ光を掴み(これはやってた)その手を下ろして開き

2番の方は、空の色が見えないのに、で手を上にかざし、目を閉じて見えない事を強調

しているように見えました。函館でこの振り付けはなかったはずです。他にもあるかも。
さて、何がヤバイかっていうと該当歌詞です。

光や輝き、などが入っている部分ですね。
そこに歌詞を具体化するような振り付けが入ってより質を高めているように感じました。つまり、曲の意味が高められていくという事。
明らかにガチだな、、(?)と思いました。


余談ですが、Aqoursと比べると、まぁ明らかに振り付けの量と激しさが違います。勿論、理亞が割と踊りがち、とか色々要因はあるんですが、Saint Snow はスタンドマイクの前に真っ直ぐ立って(自己と対面して)歌うあたり、歌で殴ってくる(悪い意味じゃないです)感じなのかもしれません。

さて、そろそろ要因が尽きてきました。最後は目です。

これはもう印象ですね。訴えかけてくるような目でした。

あと、心の底から歌ってる時って、目が閉じがちなんですが、
歌い出しの歌詞からめっちゃ目閉じてて本気出してましたね。



こんなもんです。
主観的すぎる感想だったんですが、共感していただけると幸いです。

P.S. DROPOUT!?を、耳がやられない程度の大音量で、イヤホンで聴くとめちゃくちゃヤバイです。試してみてください。

*1:ダ・ヴィンチ4月号 p190 作詞・畑 亜貴ロングインタビュー